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BLEACH・朽木ルキア総受至上主義!ただただルキアを激しく萌え愛でて溺愛しているブログです。あと時々猫の話。

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ルキアさんの小説 妄想補完

ルキアさんの小説を読んだ後、萌えつつもやっぱりなんとなく釈然としないものがありました。

なんで一護とルキアさんじゃダメだったんだろう?
ということです。

くれぐれも書いておきますが、私はイチルキも恋ルキも大好きなルキア総受け主義です。
それでも、どうしても、なんでイチルキじゃだめだったのか、という、そんな気持ちいが拭いきれなくって、
原作読みなおして、アニ鰤見て、ついでに同人誌も読んで、
やっぱり、これはイチルキが普通の流れだよなーって、改めて思って、
(・・・もしかしたら一番最後のがいかんのか?)
でも原作でも、もちろん小説でも、最後は恋ルキ。


私はこの結果を自分に納得させなくてはいけない。

というわけで、追記より、自分納得させるための、妄想補完小説です。

恋ルキ大丈夫な方、よろしければどうぞ。


↓↓↓↓


「これね、みんなで一つずつ刺繍したの。お式は和装だから洋風のものを、と思ったけどさすがにドレスは間に合わないし、でもどうしても何かしたくって。
お式の後、ベールかぶったところ写真だけ撮らせて?朽木さん、絶対マリアベール似合うと思うんだ」

そう言って井上が渡してくれた花嫁装束。
それは私が過去に決別を決めた「現世」の象徴のようで、夢のように美しく煌いていた。

「願い」

明日、私は朽木の家を出る。
籍こそ入れたものの引っ越しは式の後ということで、まだ結婚したという実感がない。
が、「阿散井ルキア」としての新しい生活は、待ち望んでいたというよりなるべくしてなったものという気がする。
相思相愛の相手との婚姻。私は間違いなく幸せな花嫁になり、家族を得て幸福な結婚生活を送るのだ。
そこに迷いなどあるはずもない。

なのに。
なのになぜ、今、私は泣いているのだろう。

花々は純白の糸と金糸でそれは見事に刺繍されていた。みんなで、の言葉通り多くの人の霊圧が感じられる。
たくさんの祝福の気持ち。私の幸せを祈ってくれる数々の想い。
その中にひときわ強い彼の霊圧がそこにあった。
すぐにそれとわかるその苺の花を、その残る霊圧を、そっと指先でなぞる。
年を経てもその力強さは失われることなく、そこに確かに彼の存在を主張していた。

出会った時は本当に糞餓鬼だった。
どうしようもなく意地っ張りで自分勝手、人一倍優しいくせに素直じゃなくて、他人のことばかりに一生懸命だった愛しい子供。
だが戦い方を知らなかったその子供はあっという間に私を超えて強くなり、その背中についていくのが精一杯になって、最後はとうとう追いつくことさえできなくなった。
無力さへの苛立ちや力を得た喜び、それを失う絶望、再度誰かを守って戦うことができる希望。
彼の想いがわかるから、彼が望むものをかなえてあげたかった。
彼の為ならなんでもしてあげたかった。
幸せにしてあげたかった。幸せになってほしかった。

それでも。

それでも、彼が差し出した手を、私はとることができなかったのだ。


人間と死神
現世と尸魂界
これからの未来を生きていく彼と既に死んでいる私。
そこには本来、交わってはいけない境界がある。
奇跡的な例外がありその境界上に彼が存在するのだとしても、それならなおさら、その例外を重ねることが彼の幸せだとはどうしても思えなかった。
傲慢だと、自分勝手だと、誰にどう言われようとも、あの時の私にそれは譲れない事で。

そして私は現世との係りを絶った。
隊長代行としての職務もあり、それどころではなかったことも私には幸いで、数年後、空座町で意図せず偶然出会ってしまった時、私たちはしばらくぶりにあった親友のように挨拶し、笑いあい、その後は何事もなかったように戦友としての付き合いが復活したのだ。
一護にも、もちろん私にも、わだかまりなどあるはずがなかった。

なのに今涙は止まらない。
・・・なぜ?

定まらぬ思考でぼんやり手元に目をやると、頬を伝った涙が真っ白のベールに落ちていくところだった。雫はあっという間に薄布に染み込んでいく。
シミになるのを恐れ慌てて拭くものを探そうと立ち上がりかけた時、部屋の入口に立つ人影に気づいた。
「恋次・・・・」

明らかな泣き顔。
握りしめたベールとそこにある強い霊圧。
この姿が結婚式前夜の花嫁としてふさわしい姿なのかどうか、自分でも嫌になるくらいわかる。
動けずにいる私に声もかけず、近づいてきた彼に顔を覗き込まれて、思わず目を伏せる。
ああ!私のバカバカ!こんな態度とったら、恋次に誤解されてしまうではないか!
だが恋次はやはり何も言わず、私の頭を撫でた。

「何も聞かぬのか?」
「わかってるからな」

何を?と聞き返す前に引き寄せられ、それに抵抗せずそのまま抱きかかえられた。
が、次の恋次の言葉に息が止まる。
「俺は、お前が一護を選ぶならそれでもいいと思っていた」
驚きのあまり頭が一瞬真っ白になる。それほど想定外の彼の言葉。
「なにを言って・・・」
「一護とてめえは、なんていうか・・・似てるんだよな。」
「はっ!?」」
似てる?一護と私が?・・・どこが?
後ろを振り向こうとしたが、私を抱く彼の腕に遮られそれは適わない。
「似てるっーか・・・同じ・・・いや、対、だな。」
「つい?」
「端で見ていた方がよくわかるんだろうな。気づいちまった時、一護なら仕方ねえと思った。」
彼が何を言いたいのか全く見当もつかない。
私の思考は相変わらず機能しないままだった。
「・・・お前が、何を言ってるのかわからない」
「わからねえからここにいるんだろうな。てめえが身を引いたって知った時は、バカだと思ったよ」
「バ、バカとはなんだ!」
ムッとして無理やり恋次を振り仰ぐも、そこに見えた彼の真剣な顔に、私はそれ以上動けなかった。
「相手の為に想いを殺すなんて、誰のためにもなりゃしねえんだ」

ああ、そうだ。
私たちは、かって間違えた。
お互いを思うあまりお互いが望まない選択をして、そうして長くその選択を悔やんだのだ。


「お前もバカだけど、俺もバカだよな。そこまで考えて、お前を一護に渡すことなんて到底出来ねえと気が付いた。失敗は一度だけでいい。」
「恋次・・・」
「だから俺はあえて、お前の背中を押さなかった。お前が望んだものなら何でもかなえてやりてえと思うけど、お前自身は譲れない。それがお前の為だとしてもだ。これを聞いて、お前は俺を恨むか?」

恨む?
誰が誰を? 私が恋次を?
まさか!
またもや想定外の言葉が出てきて止まってしまった思考を慌てて動かし、首を大きく横に振った。
それでも意味が分からない。それではまるで、私が一護に未練があるみたいじゃないか。
いや、こんな顔を見られたのなら、そう思われてもしょうがない?
もしかすると、気が付かないだけで、自分の中にそんな気持ちがある?

私の一護に対する想い。
先ほどまで胸に渦巻いていた彼への気持ちを心の中でもう一度なぞる。

彼が好きだった。
そのまっすぐさが眩しくて、憧れていた。
大事だった。守りたかった。幸せになってほしかった。
だけど・・・・

ああ、そうだ。

「確かにお前は大バカ者だな、恋次」

今度は彼の思考が止まったらしい。そのポカンとした顔に思わず吹き出す。

「一護のことは大切だ。でも彼が幸せなら、その隣にいるのは私でなくてもいい」

言葉にしたらわかる。一護への気持ち、これは愛おしさだ。
ただただ、愛おしい。
友達で仲間で、弟のようで、そしてきっとわが子のようなそんな愛おしさ。
だけどこれは二世を誓うものではない。
私がその気持ちを誓うのは

「だけど恋次、幸せになれなくても私はお前の隣にいたい。今世だけじゃなくその先も、お前がもし地獄に落ちるようなことがあっても、その時は私も一緒に地獄に堕ちたい。私以外の誰かと堕ちるのは許さない」
私をずっと見ていたというくせに、そんなことも気づいていなかったのか?

そう問うた自分に、目の前の男は極上の笑顔を見せた。

「じゃあ絶対二人で幸せになってやる」

ベールから感じる一護の霊圧は、私の幸せを願うとともに、私への感謝と、彼が今とても幸せで満ち足りた人生を送っていることを雄弁に語っていた。

ほんのわずかではあるけれど、私の心の奥底でどうしても消えずに残っていた彼への償いの気持ち -死神の世界に引き込むきっかけを作ってしまったことへの、それはもう理屈で説明できるものでなく私の勝手な思いに違いないのだけれどー
それが今、自分の中から消えていることに気づく。それはさっきの涙に姿を変え、私の中から洗い流されたのだろう。

本当にありがとう。
誰よりも幸せになってくれ。
私も負けないくらい幸せになるから


そして、もうすぐ夜が明ける。
                                    終




最初は、イチルキ根底の恋ルキで書き始めたのですが、
誰かに心を残したまま他の人と結婚するルキアさん、が私の中でどうしても出てこなかったので(注:読むのは大好きです)、結局2か月くらいかかって(最初に書きおわったのは小説読んだすぐ後)、何度か書き直してみて、結局何が言いたいんだかわからなくなったりもして、こんな形に落ち着きました。

・・・自分が何を言いたいか、自分ではわかったけれど、それがうまく言葉にできたかは全然自信がありません。
でも私の中では、こんな形で原作の終わりにようやく納得・・・まではいかないけれど、追いつけた感じです。
なんとなくでも汲み取ってくれた人がいればいいな。



でも悪あがきですが、
もし一心と真咲さんのことがなかったら、最後イチルキになったかもしんない。
ルキアさんは一心のように人間界に行ったかもしれない。
もう前例があったから、同じことにはならなかった(できなかった)んじゃないかな、とそんな気もしています。
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2017/06/29(木) 17:06 | | #[ 編集]
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プロフィール

小鳥遊かなえ

Author:小鳥遊かなえ
一推しキャラはもちろんルキア。でも基本女好き。猫飼い。
BLEACHは2009年末からと出遅れてはまりました。
同人歴は無駄に長いのですがオンラインは初めてなので、何かありましたらいろいろご指導下さい。オフはここ数年は交通ジャンルです。
MIXIにもいるので、見かけたら声かけてね。

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